2011年01月09日

まさかが起きたとき。

小泉元首相が確か言っていた言葉だったと思います。



『人生には昇り坂、下り坂、まさかがある。』



生きていく中でこの『まさか』を経験した人と、
そうでない人の違いは大きいような気がします。


マイナスの『まさか』なことが起き、
その出来事に耐えられず自ら命を落とす人もいるかもしれません。
それを糧に必死に頑張る人もいるかもしれません。
また、プラスのまさかを経験する人もいるでしょう。


私は、過去に『まさか』を経験しました。


その時の私は、子供を道連れに命を断つことなど、
何も怖くありませんでした。
時間がどのように過ぎていたのか、
曜日も季節も今いる場所さえもわからない感覚。
ただただ、自分を責め、自己否定の毎日。
今までに味わったことのない苦しみが容赦なく襲い、


深い孤独の中にいました。


それは息もできないくらい苦しい日々でした。


でも、今となっては本当にその出来事を心からよかった・・・
と思えるようになりました。


『生きてる』って実感が持てるようになったのです。


何でもプラスに変えるパワーができ・・・
他人のことをいっぱい、いっぱい応援したくなり・・・
つらそうな人をみるとほっとけなくなり・・・(苦笑)

と、これらの感情が、過去の私には恥ずかしながら不足していて、
自分さえよければ・・・という気持ちが強かったのです。


他人への感謝、思いやり、許し、愛を伝えること・・・


これらは目に見えるものではありませんが、
いちばん大切なものなんだと気付かせていただきました。


これらを頭で理解するのではなく、
『心』で感じるようになったことも
私にとってとても大きなことでした。


気付くと感謝や慈愛といったものが心の奥底から溢れてくる感覚を
何度も何度も味わうようになっていきました。


現在の私は生きることの楽しさ、喜びを
身体全身で噛み締めながら生かせていただいているのです。


神様は、越えられない試練は与えないと言いますが、
まさしくその通りで、これは本当に不思議なことですが、
その当時のことは心の傷にもなっていないのですicon12



あれからもうすぐ4年が経ちます。
私は今、愛する夫や子供達、そして両親、友達に囲まれながら
一点の曇りなくしあわせな毎日を送っています。


これからは、支えていただいた人はもちろんのこと、
これから出会うであろうたくさんの人たちを愛すると共に、
自分がやりたいことにとことんこだわって
肉体が終えるその時まで、人生を演出していこうと決めていますicon12


感謝



 
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まさかが起きたとき。
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