2011年04月30日
カツ~赤い糸~
夫が高校時代サッカー部で活躍していた時のユニフォーム。
そのタグには「カツ」と赤い糸で縫いつけてありました。
私はずっとお義母さんが縫ったものだと思っていたのですが、
実はつい先日レギュラー以外の部員が縫い付けたものだと知りました。
高校生男子が針と糸を持って
レギュラー部員のユニフォームに1つ1つ想いをこめて縫う・・・
先生からの指示ではなく、自分たちの意志でやっていたそうです。
夫は話しながらその頃を思い出し、泣きそうになっていました。
レギュラー部員はその想いを背負ってグランドに立ち、
何千人という歓声の中ボールを追いかける・・・
その歓声を思い出すと鳥肌が立つほど、
そこには確かに夫にとってかけがえのない時間があったのです。
その甲斐あって、全国高校サッカー選手権大会で3位になり、
夫はその年の得点王に選ばれました。
自分は出場できなくても、相手を心から想い、応援する・・・・
そんなふうに応援すること、されること、
これは生きていく上でとても必要なことです。
頑張る勇気、あきらめない気持ち、充実感、達成感・・・
そこにはたくさんのプラスパワーが働くからです。
あれから何十年もたった今、そのことを想い出して胸を熱くする夫・・・
なんてしあわせなことでしょう。
しあわせって・・・
ずっと自分と寄り添ってある温かいもののことを言うのかもしれません。
そんな夫は今、子供たちのサッカーに熱く想いを込めて指導させていただいています。
色んなことがあるけれど、自分の経験してきたことをお伝えできる場所があるのは
とてもありがたいことです。
そんな夫を応援してもらえたら嬉しいです。
夫のブログ↓
http://ameblo.jp/moichi18/
Posted by かずみ at 09:57│Comments(0)
│想い