2012年06月08日

怒りの奥にあるもの。

一生懸命この日の為にと、とある準備を頑張っていた新人Aさん。

そのことを知らず、
Aさんにそのチャンスを与えられなかった(気使いができなかった)先輩Bさん。
2人は全くの初対面。

Aさんは若く、あろうことか初対面にもかかわらずそのことを強くBさんに言いました。

「やらせていただけないのであれば、
こんな大変な思いまでして私は来なかったのに。」

Bさんはその場は受け止めたようですが、内心怒りでいっぱい。

先日、そんな場面に出くわしました。

初対面の人に対して自分の思いを怒りと共に強く言ってしまうAさんは
責められて当然かもしれませんが、、
私が今回とても気になったのはBさん。

Aさんからの怒りに対して反応するのは当然のことですが
私が気になったのはAさんの中に「気使いできなかった自分を
悟られたくない」という強い想いがあることに気付きました。

長年やってきている先輩として
誰もがその辺りの気使いは当然のようにやるであろう中で
人としての気使いにかけていたことをBさん自身も気づいていたのです。
でも、そんな自分を認めることを(受け入れることを)恐れ、
その恐れを他人を攻撃することで(または第三者に話すことで)味方をつけ
自分を正当化し、納得させていました。

それはBさんから届いたメールからも読み取れ、
行間からも激しい怒りがとってもよく伝わってきました。

彼女の中の「気が効かない」というプライド。
それを激しく傷つけてしまったようでした。

そこに対する怒りの方が深かったのです。

私はBさんに言いました。


「こちら側のミスです。
きちんとBさんにAさんのことをお願いしなかった私の責任です。
ですので、Aさんに言われたことは傷ついたかもしれませんが
どうか許してあげてくださいね。」

そして謝りました。
口頭でもメールでも謝りました。

もちろん、Aさんにも謝りました。
Aさんがこの日の為に緊張し、頑張ってきたことを私は知っていますから
それを無駄にしてしまったことに対して謝りました。

もちろん、本意ではない部分もありますが(笑)、
そうすることが今後この会を運営するにあたり円滑に進むと考えたからです。

2人とも私には感謝の気持ちを伝えてくれるとってもイイ人です(笑)
今後はこの2人が仲良くなることを祈るばかりです。

怒りには必ず悲しみや絶望や過去の経験などがセットとなっているようです。
そこに気付くことはとても嫌だし、苦しいことではありますが、
そんな自分を認め、受け入れられたとき初めて、
自分が本当に楽になれるのだと思うのです。

そんなことを目の当りにした出来事でした。
勉強になりましたicon12


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Posted by かずみ at 18:05│Comments(0)想い
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