2013年05月14日
懐かしい人と。

最後に会ったのはいつだか思い出せないくらいだけど
おばちゃんは元気でした。
御年80歳。
あの頃より細くなってなんだかとってもちっちゃくなっちゃったけど
声も笑顔もあの頃のままで。
当時私は18歳の学生で
講義と合コン以外はバイトに明け暮れる毎日で(笑)
このおばちゃんのお店を手伝い、
経理等の事務仕事からお店のレジ打ちまで
すべてを任せてもらっていました。
おばちゃん夫婦には子供がおらず
私は娘のようにかわいがってもらい
たっくさんの愛情を注いでもらっていました。
おばちゃんと話しながら
社長(おばちゃんの夫)が株取引が大好きで
私はその影響もあって卒業後証券会社に入社したことを
ふと思い出しました。
「かずみちゃん俺は100歳まで生きてホテルを建てる」
そんな大きな夢をいつも語っていた社長。
そんな社長が82歳で他界して
おばちゃんはお店を守りながらノラ猫クゥちゃんと2人暮らし。
私は社長が亡くなったことも知らなかったくらい
ずいぶんとご無沙汰してしまっていたのです。
あんなにお世話になった人なのに。
あんなに大好きな人だったのに。
おばちゃんと話しながら涙が出てきました。
それでもおばちゃんは
「かずみちゃん。かずみちゃん。」
と目を輝かせて色んな話しを聞かせてくれました。
そして、
社長の話しからあの時と同じ話をしていたおばちゃん。
あの頃の私は幼すぎてわからなかったけど
今ならおばちゃんのせつない胸の痛みがわかって
苦しかったね、せつなかったねって
言ってあげられました。
(おばちゃんは社長といてしあわせだったのかな。)
「かずみちゃん、また来ておくれね。待ってるからね。」
そう言うと
エリザベスメロンを持たせてくれました。
ドアに手をかけるとクゥちゃんが私の目をしっかりみつめ
おばちゃんを守っているんだな、
そんなことを感じながら
とっても不思議な気持ちでお店をあとにしました。
Posted by かずみ at 07:46│Comments(0)
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