2013年07月13日

いのちより大切なもの

星野富弘さんの詩画集を手に取りました。


「暗いより明るい方を
遅いより速い方を
静けさよりにぎわいを

いつから片方ばかり
求めるようになってしまったのか

どちらも同じ大切」


バランスって大切ですね。
ビビッときた詩でした。



この本の中で星野さんは

いのちより大切なものについて深くふられられています。

「その答えはこうですよ、というのは簡単だけど、それはきっと意味のないことです。
自分で苦しみながら見つけた時に、あなたにとって意味があるのです。」


これはこうだ、と強く言う人にここ数日出会いました。
その答えは間違っていないのでしょう。
実際に体験したことを言っているのだから。

でも、それはその人が体験したことであって
相手に押し付けるものではありません。
そして、それを鵜呑みにして真似する必要もありません。

その答えは、その人の学びを奪うことになりかねないからです。

過去に苦しみを体験している人を目の当りにした時、
私はその苦しみを一緒になって解決する方法を考え
想いを伝えてきました。


でも、そんな必要はないのですよね。
ただただ寄り添って、愛をもって話を傾聴させてもらって
本人が発する言葉から、なにか気付けるような空間を作るだけで
いいと思うようになりました。


〇〇であるべきだ
〇〇でなければならない


こんなヒトに出会った時、
本当に疲れてしまうけれど(笑)、
考えてみればそのヒトもまた被害者。

そのような考えにいきつくような出会いがたくさんあったのでしょうから(笑)


・・・タイトルから随分とズレてしまったけれど(笑)
星野さんの本は改めてそれでいいんだよと言ってもらえる一冊になりました。


ありがたい一冊ですicon12



Posted by かずみ at 08:37│Comments(0)
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